近頃よく耳にするようになりました3Dですが、あなたはこの3Dに対して、御存知でしょうか。
ごご年配のかたでしたら3Dと言われましても、なんのことであるのか、さっぱり分からないかたも沢山とおもいます。
テレビも3Dが主力ですとか、パーソナルコンピュータも3Dが主力になるですとか、携帯電話も、携帯ゲーム機等も3Dが主力になると言う話を、実によく聴きます。
そみたいに聴きますと、何やら見るための画面に関係ありやうですね。
テレビやパーソナルコンピュータの画面のことを、ディスプレイと言ったり、モニターと言ったりしますが、その箇所が3Dになると言うことですのです。
さぁ、3Dと言うのは何でしょう。
これは略語ですが、正式には「three dimensions」または「three-dimensional」と言います。
ニホン語に訳せば「3次元」若しくは「3次元の」と言う意義です。
3次元と言われても・・・?よく分からないですよね。
3次元と言うのは、我々が住んでいるこのワールドのことを指してよく利用する言葉だとしてもありますが、容易に解説するならば、縦と横と高さからなる立体ワールドの事を言います。
つまりは、今まで縦と横しかない2次元ワールドであったディスプレイが、3次元に見えるようになると言うのが「3Dディスプレイ」ですのです。
数十年も前に、赤いセロファンと青いセロファンがはめ込まれた紙製のメガネ等で、飛び出す映画をご覧になったことがあるでしょう。
あれと比べるともっと精巧な3Dを、あとあと言うのは裸眼で視聴するのが一般になってくるのです。
裸眼で3D画像を視聴することが出来るディスプレイを「裸眼3Dディスプレイ」と言いますが、これが主力になってくるのですね。
一家に一台・・・いえ、二台、三台もの裸眼3Dディスプレイがあると言う時代も、もうすぐそこまで来ています。
3Dメガネが必要なくなる!?
前回、3Dに対してのご解説をいたしましたが、終わりの方で3Dメガネのお話もチラッといたしましたね。
昔は、3Dの画像を視聴する目的では必ず3Dメガネを必要といたしました。
しかしながら、裸眼3Dディスプレイのケースではには、言葉通りメガネが必要なく、裸眼のままで3D画像を視聴することが出来ると言うのです。
そういった難しいメカニズムに縁のない我々にとりましては、ちょっと不思議な感じがしますよね。
まるで、近未来的なサイエンス・フィクションのワールドだとしてもあるかのやうですが、すでにそれは遠い夢物語ではなく現実のものとなっています。
あの3Dメガネを利用して、一番初めにご覧になった映画はなんでしたか。
今だとしてもまだ覚えていらっしゃるでしょうか。
一番、記憶に新しい映画と言うと、多くのかたは「アバター」を挙げるのではないでしょうか。
まさにアバターと言う映画は、3Dであることがトピックに拍車をかけたと言っても良いでしょう。
アバターの3Dメガネを受け取った時に、手法が進歩しているのだな・・・と感じました。
もう、赤や青のセロファン等ではなく、大抵のサングラスのようでしたね。
いずれにしましても、初めに観た3D映画はかなり画期的だった記憶があります。
実に飛び出て観えることがちびっこ心にも楽しい驚きで、何度も3Dメガネをかけたり外したりしていましたね。
ですが、正直に申しまして、あの3Dメガネは、かなり煩わしいものがありましたよね。
日常的にメガネをかけているかたにとっては、その上からより一層3Dメガネをしなくてはならないのですので、実に大変でした。
しかしながら、とうとう裸眼3Dディスプレイの登場によって、3Dメガネが必要なくなったのです。
手法は、確実に進歩していますね。
現在の3D映像
数十年前の3D映像であれ、ごく近頃の3D映像であれ、現実にご覧になったかたでしたら、容易におもい浮かべることが出来るかとおもいますが、過去に一回もご覧になったことがないかたでしたら、なかなか想像出来ないのではないかとおもいます。
如何でしょうか。
実物と言うのは、まったく異なった感じで想像しているかたも、いらっしゃるかも知れませんね、。
正確な事を言いますと3D映像と言うのは、あなたが今、頭におもい浮かべたその映像、一部類だけではありません。
近頃のところ、3D映像と言われているものは二部類あるのですが、それを容易にご解説いたしましょう。
まず一つ目は、映画等で広く知られているほうの3D映像です。
こちらは、右目と左目の個々に、別の映像を見せることによって3D・・・つまり立体感を表現しているのですね。
これは、昔の3Dメガネが片方は赤いセロファン、もう片方が青いセロファンだったことをおもい出せば、納得がゆきますでしょう。
右目と左目で、違う映像を視聴しています。
では、もう一つの3D映像は・・・といいますと、空間に画像を立体的に投影するものです。
こちらは前者と比べるとまだ圧倒的にわずかですね。
こちらのほうが、手法的に難易度が高いのでしょう。
近頃、広がりつつある裸眼3Dディスプレイも、本質的にはやはり前者のほうです。
しかしながら、3Dメガネを必要としないのですので、ひと昔前に比べますと大変、進歩したと言えるでしょう。
裸眼3Dディスプレイのメカニズムにつきましても、後日お話してみたいとおもいます。