光線再生型ディスプレイ

裸眼3Dディスプレイの各部類をご案内してきていますが、この度もその部類の一つといたしまして、光線再生型のディスプレイに対してお話してみたいとおもいます。

光線再生型のディスプレイも幾らかの部類にわけられます

その中のホログラフィック・ディスプレイと呼ばれる装置や、インテグラル・フォトグラフィを用いたディスプレイと言うのは、光線の波面を再生することによって、観察する者に視差画像を提示しています。

インテグラル・フォトグラフィ方式は、IP方式とも呼ばれていますが、どんなものであるのか容易にご解説いたしましょう。

被写体から出る光の波面を全て取得し、再生することによって、ディスプレイの上で立体映像を映し出すと言うメカニズムの波面再生型立体ディスプレイです。

この、波面再生型立体ディスプレイといいますのは、立体映像を同じ時に数多くの観察者に提示することが出来ますし、たとえば、観察する者が、顔をディスプレイ側ではないまったく別方向に向けていたとしましても立体的に見えると言う点が、大きな特徴だとしてもあり、良い感じの箇所だとしてもあります。

近頃、NHK放送手法研究所だとしてもこのカテゴリーの裸眼3Dディスプレイを開発中のやうですが、それはどんなものかと言いますと、屈折率分布レンズを用いたレンズアレイを水平解像度が8,000万画素くらいもあるような高精細カメラで録画し、それをプロジェクターで別のレンズアレイに投影したケース言うものだやうです。

専門家でないかたには捕捉しがたいですが、そういった裸眼3Dディスプレイもやがて世間一般的になる日がくるのかも知れません

Perspectaのご紹介

昔の記事だとしても触れましたPerspectaですが、本日はこの裸眼3Dディスプレイに対してお話をいたしましょう。

このPerspectaと言う装置は、米国のActuality Systems社が開発いたしました。

3Dメガネがなくとも、立体的に見えると言う表示装置です。

直径が20インチほどのガラスで出来た半球の内部に、立体映像が映されると言うところまでは、昔お話しましたね。

やうですのです。

これは、両眼視差等も必要ないもので、以来そのメカニズムをお話してゆきますが、専門家でないかたには分かりずらいとおもいます。

なんとなく分かって頂ければけっこうです。

20インチのガラスの半球内には、直径10インチほどの円形スクリーンがあるのですね

こうして、その下に存在するプロジェクターから画像がそこに投影されて、プロジェクターとスクリーンが一体になり、ハイスピード回転しているのです。

そして、映される画像と言うのは、おおよそ1度(正確に言いますと180/198度となってきます)ごとに切り替わるようになっています。

つまりですね、コンピューターの側で、対象となるスタイルをもとに、中心軸まわりに198分割したスライス平面上の画像を198枚、手配しておいて、角度によって画像を切り替えることによって、残像で立体的に見えると言うことですのです。

お分かりでしょうか。

立体的に見える画像は、ちゃんと右側から見れば物の右側が、左側から見れば物の左側が見えますから、実にガラスの半球内に、その物が存在しているように見えるのですよ。

画期的な裸眼3Dディスプレイだとおもいます。

DepthCubeのご紹介

前回は裸眼3Dディスプレイのなかだとしても少々、異なった毛色のPerspectaと言う装置をご案内いたしました。

如何でしたか。

近未来を感じ取って、ワクワクしていただけましたでしょうか

本日は、また米国の会社が開発いたしました3Dボリュームディスプレイ「DepthCube」のご案内をしようかとおもいます

このDepthCubeと言う裸眼3Dディスプレイは、米国のLightScape Technologies社が創り出したものです

やはり、どの位置からだとしても3Dメガネなしで立体的に見えるように創られています。

これは、Perspectaと言うのは異なり、従来の設置して見るスタイルのディスプレイです。

ディスプレイの大きさは、19.6インチで奥行きがけっこうあります。

内部には、スクリーンの使命を行なうと言う、液晶スキャッタリング・シャッターと言うものが20枚もスタックされています。

そして、そこにDLPプロジェクターから背面投影されるようになっています。

20枚ものスキャッタリング・シャッターのうち、常に1枚だけシャッターが閉じていて、その位置でスライス画像が投影されるようなってす。

手前の方から奥側に向かって投影するシャッターをハイスピードに切替えつつ、それと同期をとって投影する画像をも切替えてゆきます

シャッターの切替えは毎秒1200回出来ますので、全体といたしましては毎秒60フレームの立体映像が表示出来ることになります。

ディスプレイ内部の10cmくらいの奥行きを持ったスペースに立体画像が映されますが、画面から飛び出してくるような感じと言うのはちょっと差異ます。

ですが、これもれっきとした裸眼3Dディスプレイですのです。